梅雨空が続いている大阪です。
梅雨だから仕方ないとはいえ、テーマパークに遊びに行くなら、
スッキリ晴れた日に行きたいものですよね。
今日は、パークそのものの話じゃなく、晴れた日に撮る写真に
ついて話してみます。
晴れた日というのは、光が当たる部分と影の部分のコントラストが
強く出るので、人物を含め風景を撮るときにも難しくなる場合があります。
人物の写真を撮るときの詳しい話はまたの機会に譲るとして、季節がら、
夏らしい青空の写真を撮りたい場合に気をつけるとイイことを書いてみます。
まずは、下の写真を見て欲しいのですが、先に少し説明をしておきます。
撮ったのは午前中で、絞り、シャッタースピードを含め、カメラの設定は
何も変えていません。
ニューヨークエリアのラグーンに近い所から撮った写真で、同じ場所に立ち
カメラの向きを東に向けた場合と西に向けた場合を比較しています。
見て欲しいのは、東に向いた場合と西に向いた場合の空の色です。
西に向いた場合
いかがでしょう。
東の空は白っぽく写っているのに、西の空は青空になっています。
同じ時間、同じ場所、同じ設定で撮ってるのに不思議ですよね。
なぜこうなるのか、ごく簡単に説明しますと、肉眼で見ても分かるのですが、
太陽に近い空は白くなっていて、太陽から遠い空のほうが青くなっています。
写真を撮る際、この色の差を利用するのです。
難しい話はカメラ関係のサイトに譲るとして、こうすれば青空に
なりやすいという話をしますね。
まず条件をはなしておきます。
- 当然ですが晴れた日でないといけません。
- これも当然ですが、晴れていても、雲があると青空になりません。
- それと、太陽が雲に隠れている時も綺麗な青空になりません。
この条件を備えた上で、写真を撮りますが、コツはたった一つです。
太陽を背中に受けて写真を撮る事。
言い換えれば、逆光じゃなく順光で撮ることです。
そして、カメラの向きを地面と水平よりも高くすること。
簡単に言うとカメラを少し上向きに構えるのです。
広い景色を撮る場合は神経質にならなくても良いのですが、テーマパークのような
限られたスペースの場合、意識しておくほうがよろしいかと思います。
ということで、子供さんが遊ぶ様子を青空のバックで撮りたい場合もしかりで、
カメラの位置を低くして、子供さんを見上げるようにして撮影するほうがよろしいのです。
子供さんを立たせて写真を撮る際、親も同じように立っているのをよく見かけますが、
あれじゃだめなんです。
撮るほうが姿勢を低くしないといけません。
少なくとも、子供さんの目線に合わせた高さ程度まで低くしてみてください。
難しいことではないと思うので、出かけることが多くなる夏休みに、ちょっとした
ことに気をつけて、思い出に残る1枚を撮ってみてください。
最後に、カメラやレンズによっても、青空の出方が違うので、それをお見せします。
使用しているのは、デジタル1眼なので、レンズによる差になりますが、
コンパクトカメラの場合であっても、メーカーや機種によって違ってきます。
CANONの純正レンズ
同じ設定設定で、色補正をせずに掲載していますが、空の色が違うのが分かるかと
思います。
カメラの設定で、風景というのがあると思いますが、たいていのカメラでは、
風景の設定にしておくと、青空を強調して撮る場合が多いと思いますので
一度お試しください。
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