USJでは、夏に向けての対策が進められています。
夏に向けての対策というのは『暑さ対策』という意味でして、ゲストが真夏をいかに過ごしやすくしてもらえるか。という取り組みです。
公式サイトでの説明はコチラです↓

2025年4月22日に発表された内容が以下の二つ。
- 人工芝遮熱対策
- 植樹並木のグリーン・ストリート
この二つの対策についてちょっだけ深堀してみます
グラマシーパークの人工芝に有機物チップに変更
1の人工芝遮熱対策とは、ショーが行われるイベント会場となっている下の写真の『グラマシーパーク』での対策です。
公式式サイトには以下のような説明が書かれています。
多くのゲストから憩いの場所として愛されているグラマシー・パークの人工芝エリアに遮熱対策を実施いたします。人工芝に使用されている充填材を現在のゴムチップから有機物チップに変更することで温度上昇をおさえることができ、今まで以上に快適な空間を提供いたします。
ここには人工芝が敷き詰められていて、天候の良い日などは、多くのゲストが座ったり寝転んだりできる場所になっています。
この人工芝に使用されている充填材を変更する対策のようです。
現在はゴムチップが使われているようですが、有機物チップに変更することで温度上昇をおさえることができるとのこと。
確かに、人工芝の間に黒いゴムを細かく裁断したチップを見ることができます。
こちらを有機物チップに変更するということなので、ウッッドチップなどが使われるのかもしれませんね。
グラマシーパークでは、夏のイベントとともに、ハロウィーンシーズンの初めは暑さによってショーが中止、または内容が変更されることが頻発しています。
ウッドチップを使ったとしても、外気温にどれほどの影響があるのが分かりませんが、できる対策はしてみようという気持ちがあるのかもしれません。
植樹で木陰をつくるグリーンストリート
2の『植樹並木のグリーン・ストリート』については、イメージがあるので、まずはそちらをご覧ください。
上のイラストを見ると、右がアトラクションの「プレイングウィズおさるのジョージ」、左がレストランの「スタジオ・スターズ・レストラン」の間の通りのようです。
公式サイトでの説明は以下のようになっています
ファミリーに人気の屋内アトラクション『プレイング・ウィズおさるのジョージ』や『シング・オン・ツアー』に近く、家族連れの往来も多いこのストリートを涼やかな並木道にして、暑い日差しを遮ってくれる木陰で、ゲストの皆さまが一息つける憩いの道が誕生します
実際の通りがコチラ↓
この通りは、パレードで使われることはありません。
時折、ストリートショーなどで使われることがありますが、多くの人が滞留することが少ない場所となっています。
また、方角の関係で日陰になる場所が少ない場所となっていることに目を付け、木陰を作る計画が持ち上がったのかもしれません。
プレイングウィズおさるのジョージ側の歩道には、植樹スペースの準備が行われていることが分かります↓
地面に少し白くなった四角い所があります。
先週は、上の写真のように3つだけでした。
しかし今週は6つに増えていました。
この部分に木が植えられるのでしょう。
他の通りと比べると植樹の間隔が狭く設定されています。
植樹される木の大きさや葉がどの程度のものなのか分かりませんが、この間隔を見ると、やってますよ。というパフォーマンスではなく、本気で木陰を作る計画であることが分かります。
植えられる木は「ケヤキ」と説明されています。
ケヤキは落葉樹なので、ずっと植えられるなら、夏だけではなく春の新緑、秋の紅葉が楽しめる通りになるでしょう。
ここまでは、来場者・ゲストへの対策です。
さらにUSJでは、パークを支えるクルーやエンターテイナーに対しても、熱中症対策に取り組んでいます
以下が、その説明です。
ゲストの皆さまが笑顔でパークを楽しむための熱中症対策と同時に、クルーやエンターテイナーなどパークのエンターテイメントを支える従業員の安心安全のための熱中症対策も、さらに強化します。これまで実施してきた冷たいドリンクやおしぼり、塩飴タブレットをパーク内のクルーに配布するオアシス隊やパークに入る前や帰ってきたときに利用できるドリンク、塩飴タブレットを補給するオアシススポットなど様々な取り組みを6月初旬から前倒しして開始することに加え、この夏新たに、クルー休憩施設の環境改善として、クルーカフェ全5か所でのアイスマシン設置、屋外休憩スペースでのベンチ追加などを実施し、クルーも「熱中症ゼロへ」を目指します
ここ数年続いている夏の猛暑・酷暑は命の危険を感じるものとなっています。
来場者だけではなく、ユニバーサルスタジオジャパンで働く人たちに対しても対策が取られるのは当然のことです。
みんなが安心安全に楽しめる、また仕事ができるのテーマパークであってほしいと願っています。
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